甲斐一義さん
甲斐一義さん(大分銀行佐伯支店長)
photo & Interview: Hiroaki Seo(佐伯・城山にて)
甲斐支店長は、元々佐伯の出身なのですか?
いえ、私の生まれは大分市の上判田なのですが、大分銀行に、昭和60年に入校致しまして、最初に配属されたのが、佐伯駅前にある支店でした。新入社員で入った昭和60年からちょうど28年後にまた縁があって、こちら佐伯で働く事になりました。本店も含めれば13回目の勤務地が、再び佐伯なんです。佐伯は2回目という事で、本当にご縁だなと思います。
今回、新店舗に、壁画(天井画)を導入したいというのはどうしてですか?また、どのような壁画を描いてほしいという、個人的な想いはありますか?
そうですね、一般的に銀行の支店(店舗)っていうのは、無味乾燥としているので、今回新店舗ができるので、お客様には楽しみにをもって来ていただきたいという想いがありました。そうなると、やはりインパクトのある、面白みのある事をしていかなとなと思っていたところ、佐倉さんと知り合う事ができたんです。佐倉さんとお話していると、佐倉さんも地元の佐伯に作品を残したい、そういった想いもあって、私の考えと共通する部分が多々あり、今回、佐倉さんにお願いをしたという次第です。先日完成した、長門記念病院の施設のように、今後、佐倉さんの作品が市内各地に点在して、四国の八十八箇所のように、多くの方が作品を巡っていければいいなあ、という夢があります。その中に、大分銀行佐伯支店も入っていればいいなと。佐伯に、観光客が増えて、そして地元の活性化に繋がればいいなと思いますし、そうすると結果的に大分銀行の活性化にも繋がりますしね。佐伯支店の店舗もこれから先、50年60年と残るものなので、とても貴重な作品になると期待しています。店舗をつくる上で、何もしなければ普通の店舗になっていたと思いますが、こうやって佐倉さんに出会えた事で、希望や、楽しみができた事は本当に嬉しいです。個人的には、佐倉さんには、この佐伯の風景を描いていただきたいなと思っています。私も含め、多くの方が好きなんです、城山から見る、この佐伯の風景が。